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マイケルとキャサリンの白石峠レポート

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マ「やーこんにちは。みんな元気かい?
 心配しないで,僕はいつも元気だよ。
 おっと,紹介が遅れちゃったね。じゃあみんなに僕の事を覚えてもらおうかな!
 僕の名前はマイケル。みんなからはマイキーと呼ばれてるんだ。
 海外で育ったんだけど色々あって,今は埼玉県ときがわ町の白石峠に居るんだ。
 あっそうそう,僕のガールフレンドを紹介してなかったね。
 キャサリーン」
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キ「みなさんこんにちわ。マイケルのステディのキャサリンです。
 マイケルが大好きで一緒に日本に付いてきたの。
 今は,マイケルといつも一緒にいるのよ。」

マ「さて,みんなは何でこんな所に二人で居るのか不思議みたいだね。
 じゃあ説明しようか。僕らはいつもこの場所に立ってジーパンを売っているんだ。
 でも,坂の途中のこんな所だろ。お客なんて誰も来やしないんだ。
 来るのは自転車に乗って,ハァハァ言って坂を上っている変な人たちばかりさ。
 おっと,そんな話をしていたら,今日も一人また上って来たぞ。」
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キ「あっあの人先月2回も来ていた人よ。
 白いジャージに黒いバイク。
 イケメンだから覚えてるの。」

マ「おいおい,確かにイケメンだけど浮気は無しにしてくれよ。」

キ「大丈夫よマイケル。しかし,あの人すごい辛そうな顔してるわね。
 ちょっと付いて行ってみない?」

マ「OK!客は誰も来そうにないし,行ってみようか。」

キ「でも,彼は何をしているの?」

マ「うん,簡単に言うと自分をいじめて楽しんでいるのさ。
 良く見てみな,苦しそうな顔をしているけど,楽しそうにも見えるだろ。」

キ「本当!苦しいのを楽しんでるみたい。でも,私には理解できないわ。だって,この坂を上っても何もないのよ。」

マ「まあ僕はちょっと理解できるけどね。人間にはSとMがあるって言うだろ?彼は完全なMなのさ。
 日常経験しない苦しみを味わって,それを克服した自分に酔っているのさ。」

キ「うーん。やっぱり分からないわ。それより彼,立ったり座ったりしているわね。」

マ「ああ,あれかい。踊ってるみたいだからダンシングって言うんだけど,あれは座ったままだと坂が急な所で上れなくなるから,立って自分の体重をペダルに乗せるのさ。そうすると急な坂でも上れるんだよ。」

キ「そうなんだ。じゃあずっと立って漕げばいいじゃない?それのが速く上れそうだけど。」

マ「ずっと立って漕ぐのは疲れるんだよ。息もすぐ上がっちゃうしね。ほら,彼を見てごらん。尋常じゃない息遣いをしているだろ。街中であんな人が居たらすぐに捕まっちゃうよ。」

キ「確かにあぶない人よね。ハァハァ言っちゃって。あっなんかフラフラしてるわよ。大丈夫かしら?」

マ「急坂で相当疲れてるみたいだね。あんな風にフラフラしてるのはペダルを踏めてない証拠さ。まだ半分しか上ってないって言うのに大丈夫かな?でも,坂が緩くなったんで何とか持ち直したみたいだ。」

キ「そう言えば,荒川の近くに住んでいるジェシーが言っていたけど,彼はいつも黒いジャージを着ているんだって。でもここに来るときはいつも白いジャージね。どうしてかしら?」

マ「僕もちょっと小耳に挟んだだけなんだけど,どうやらスズメバチが怖いらしいよ。テレビでスズメバチは黒い物を襲ってくるって言っていたのを聞いて,山に行くときは白いジャージなんだって。」

キ「顔に似合わず,意外と怖がりなのね。そろそろ残り1.8kmよ。なんか今までよりスピードが速いみたい。」
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マ「そうそう,ここから斜度は緩くなるんだ。だからペースを上げないといけないんだけど,ここまで来る間に力を出しすぎちゃうと速く走りたくても漕げないのさ。
 でも彼はいつも前半に力を出しすぎるから後半飛ばせるところでもスローペースなんだよ。分かってるくせに同じ間違いを繰り返す男なのさ。まあ今日はいつもより良いペースみたいだけど。」

キ「あ,勝負平橋を過ぎるわよ。」

マ「あそこを過ぎるときは,橋の名前を見ながらうんざりするのさ。もう体も呼吸も限界だからね。そんな時に勝負なんて文字を見ると,やめてくれーって思うもんんだよ。」

キ「そうなんだ。男なら勝負しなきゃいけないんじゃない?」

マ「彼を見て分からないかい。どう見たって勝負に弱そうだろ?」

キ「だんだんゴールに近づいてきたわね。そろそろ残り200mよ。」

マ「おっと,最後の悪あがきか?下ハン持ってダンシングし始めたぞ。しかもギアもアウターに入れた。」

キ「見て!自転車を左右に振りながらゴールしたわよ。あっ小さくガッツポーズしてる。何か良いことでもあったのかしら?」

マ「たぶん良いタイムだったんじゃないかな?ちょっと待ってくれよ,えーと彼の今までの自己ベストは29分20秒だったはず。それで今日のタイムだけど,あっ・・・タイムを短縮してるよ。」

キ「えっ何分だったの?」

マ「今日の彼のタイムは,27分56秒だ。自己ベストを1分20秒以上縮めてるよ。」

キ「そうなんだ。でも,彼フラフラしながら自転車を立てかけて,東屋で横になっちゃったわよ。しかも,ハァハァと息遣いが止まらないみたい。」

マ「あれかい。あれは自分はこんなに頑張ったんだ!っていう周囲へのアピールのためにやっているんだよ。しかしまだ朝の7時前だよ,誰も居ないのに何をやってるんだか。」

キ「あれ,なんか立ち上がって,何か読んでるみたい。あっあんなに疲れていたように見えたのに,ササッと自転車に乗って下って行っちゃった。」

マ「どうしたんだろう?ちょっと何が書いてあったか見てみようか。どれどれ,えーと

      「熊目撃情報あり!」

 キャサリン,僕たちもそろそろ帰ろうか・・・・」
 
キ「そ,そうね。そろそろお客さん来る頃だし。」


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週末の早朝限定で荒川あたりを走ってます。

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